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身原病院

妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)

『妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)』とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。糖尿病患者の増加と晩婚化に伴い、妊娠糖尿病となる方は増加傾向にあります。概ね、妊婦の1割程度が妊娠糖尿病と言われております。

 また妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合は『糖尿病合併妊娠(とうにょうびょうがっぺいにんぷ)』となります。糖尿病合併妊娠は妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。糖尿病の合併症(網膜症や腎症)がある場合、その状態の評価をしっかり行った上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むためにも非常に大切となります。また糖代謝異常妊娠では、巨大児、肩甲難産(けんこうなんざん)のリスクが上がります。