不妊症とは、生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年以上避妊せず性交を行っているにもかかわらず、妊娠の成立を見ない場合をいいます。 不妊の原因は男性側の原因と女性側の原因が同程度ですが、原因不明のことも３０％程度あります。この中で両側卵管閉塞、重度の乏精子症や無精子症は不妊期間を問わず、妊娠のために高度不妊治療（IVF,ICSI)が必要となります。 妊娠を希望してもなかなか妊娠しない場合は１年以内であっても不妊症の検査で異常がないか調べ、治療を早くに開始することで妊娠期間の短縮に繋がる可能性があります。
この記事を監修した人
身原正哉（MASAYA MIHARA）
産婦人科専門医で医療法人倖生会身原病院 院長。
専門医：公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本抗加齢医学会 日本抗加齢医学会専門医、母体保護法指定医師、日本産婦人科医会「硬膜外麻酔下での分娩を安全に行うために」講習会修了、麻薬管理者、麻薬施用者、京都市立病院登録医