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身原病院

静脈血栓塞栓症【VTE】(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)

『静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)【VTE】』とは、「深部静脈血栓症」と「肺塞栓症」という連続した病気を合わせて「静脈血栓塞栓症」(VTE)と呼ばれています。

 足の静脈に血栓ができるのが「深部静脈血栓症」、できた血栓が血管の中を流れていき肺の動脈に詰まる病気が「肺塞栓症」です。

 卵巣過剰刺激症候群、肥満妊婦、長期臥床(多胎妊娠や切迫早産など)、脱水(重症悪阻など)、手術後、産後などは、静脈血栓塞栓症のリスクが高いと言われています。「深部静脈血栓症」では下肢の腫脹や痛みが出ることもありますが、無症状のこともあります。「肺塞栓症」は発症するとその症状は重篤で致命的となるので、急速な対処が必要になります。