エコー・超音波とは、人間の耳では聞こえない高い周波数の音波を発生させて、反射した超音波を受信、コンピュータで画像データとして処理します。その画像を元に医師が診断をします。産婦人科で使われる超音波には、経膣超音波と経腹超音波があります。
・経膣超音波検査・・・妊娠初期(5~6週目)。胎嚢(たいのう)が子宮内にあるかどうかや胎児心拍を確認します。子宮筋腫や卵巣嚢腫などがないかどうかを調べます。妊娠初期は数㎝の黄体嚢胞が見えることがありますが、12週ごろには消えていきます。
・経腹超音波検査・・・妊娠中期~末期。胎盤の位置、胎児の形や姿勢、発育状態、双胎妊娠の確認、外性器で性別の判別などを行います。産婦人科の聴診器ともいわれる超音波検査が導入されたのは30数年前、その当時の超音波は白黒で画像も分かりづらいところがありました。現在の経腹超音波は、立体的に見える3D・4Dエコーで検査する産婦人科が多くなっています。胎児はより鮮明に映し出され、診断にも役立っています。3Dエコーは画像写真で、4Dエコーは動画撮影も可能、お腹の中にいる胎児の動いている様子をリアルタイムで見ることができ、録画も可能です。胎児の様子がとても分かりやすく視覚化できます。
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- エコー(えこー)・超音波(ちょうおんぱ)(3D・4D)