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身原病院

癒着胎盤(ゆちゃくたいばん)

癒着胎盤とは、胎盤組織の一部(絨毛)が脱落膜を貫通して子宮の筋肉の内側に入り込んでいる状態をいいます。分娩前には正確な診断が難しく、赤ちゃんが生まれた後、胎盤が子宮からなかなかはがれないために判明することがほとんどです。
はがれかかった胎盤から大出血が起こり、出血を止めることが困難なため、輸血や子宮摘出などの救命処置が必要になることもあります。帝王切開術の前に癒着胎盤が強く疑われるような場合には、胎盤を子宮からはがさず、そのまま子宮を摘出するか、胎盤を子宮内に残したまま子宮の切開創を縫合する場合もまれにあります。

この記事を監修した人
身原正哉(MASAYA MIHARA)

産婦人科専門医で医療法人倖生会身原病院 院長。
専門医:公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本抗加齢医学会 日本抗加齢医学会専門医、母体保護法指定医師、日本産婦人科医会「硬膜外麻酔下での分娩を安全に行うために」講習会修了、麻薬管理者、麻薬施用者、京都市立病院登録医