京都の産婦人科(無痛分娩)・不妊治療は身原病院

身原病院

排卵(はいらん)

排卵とは、卵巣の中でFSH(卵巣刺激ホルモン)の働きで18~20mmほどに育った卵胞が、LHサージ(黄体化ホルモンが大量に出る事)という脳からの指令を受けると、約36時間後に卵胞の壁が破れて、卵子が腹腔内に飛び出す状態です。この排卵が起こる日を排卵日と言います。ちなみに、この時の卵子の直径は0.1mmほどで、肉眼で白い点としてようやく見える程度の大きさです。
排卵した卵胞は黄体に変化し、プロゲステロンを産生し妊娠の準備をします。
女性の排卵は、月経から次の月経までの間に1度あります。個人差はありますが、平均的な周期は25~38日で、その周期の中間くらいで排卵が行われます。妊娠しないと、黄体は排卵後およそ10日で変性し始め、子宮内膜を維持してきたホルモンが減少し、排卵後約2週間で内膜がはがれて「月経」となります。

この記事を監修した人
身原正哉(MASAYA MIHARA)

産婦人科専門医で医療法人倖生会身原病院 院長。
専門医:公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本抗加齢医学会 日本抗加齢医学会専門医、母体保護法指定医師、日本産婦人科医会「硬膜外麻酔下での分娩を安全に行うために」講習会修了、麻薬管理者、麻薬施用者、京都市立病院登録医