










身原正哉(院長)

北宅弘太郎

身原香子

濱崎温美

森田裕子

小林直子

岸上木綿子

村山眞治

南川淳隆











10ヶ月以上に上る長い妊娠生活と辛い陣痛も乗り越えて、
無事赤ちゃんを出産できたこと、 とても素晴らしいことです。
出産を終えたのもつかの間、
次はすぐに育児が始まります!
今回は、産後に向けてやるべきことをお話したいと思います。
お産のために骨盤は開いた状態であり
そのままにすると尿漏れや子宮収縮不全、腰痛などあらゆるトラブルの元になります。
産後は出来るだけ早く骨盤ベルトを巻き、
骨盤を固定することでこれらのトラブルを予防出来ます。
実はこの時期は骨盤矯正がしやすい時期でもあります。
緩みがある分動きやすいのです。
<子宮収縮>
産後は後陣痛と言って、出産で大きくなった子宮を元の状態に戻そうと陣痛のような痛みが起きます。この痛みは必要な痛みで、異常な痛みでは無いので安心してください。出産後は赤ちゃんが生まれて体外にいますので、産後薬として痛み止めが使えます。我慢できない痛みの場合は我慢せずに、医師に相談してお薬を使うようにしましょう。
<悪露>
悪露(おろ)とは、分娩後の産褥時に子宮から排出される分泌物のことです。
産後は生理のような出血『悪露(おろ)』が約1ヶ月間続きます。色は「赤色」→「くすんだ古い出血の色」→「ピンク色のような薄い血の色」→「黄色」→「おりもの様の白色」の順で妊娠前の状態に戻っていきます。
◆ワンポイントアドバイス◆
この悪露(おろ)は生理の出血とは違うものです。通常の生理よりもナプキンの交換を頻回にするようにしましょう。 悪露(おろ)が付着することで菌の温床となり、会陰(えいん)の傷が感染してしまうのを防ぐためです。ウォシュレットなどで悪露(おろ)をこまめに洗い流すことも有効です。
産後すぐに母乳を出すようにホルモンが変化し、おっぱいが出るようになってきます。
初乳と言って初めに出るドロっとした母乳はお母さんの免疫が含まれており、赤ちゃんにとって大切な栄養素になります。
是非積極的に飲ませるようにしましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
産後3~4日は、乳首の刺激が初乳を出すホルモン刺激になります。この時期は約3時間おき(赤ちゃんが欲しがる度)におっぱいを吸わせる、もしくは自分でマッサージをするなどの刺激が必要です。
産後5日頃からおっぱいが張ってきて、多めに母乳を作るようになります。おっぱいの張りを確認したら赤ちゃんに直接必要な量を飲んでもらい、飲んだ分だけ作るようなサイクルになります。
直接母乳が吸えない場合は搾乳(さくにゅう)などで定期的に量を搾ることが大切です。
抱っこの仕方・オムツ替え・母乳のあげ方・沐浴・帰宅後の母乳やミルク管理・赤ちゃんの病気について等々、学ばなければならないことがいっぱいあります。
但し焦らずに、ひとつひとつ自分のペースで覚えていき、気になる事があれば医師や助産師に相談しましょう。
退院後不安なく自分らしい育児ができるように、お母さんとしてのスタートをきりましょう。
手続き関係は、旦那様やパートナーの方にも手伝ってもらおう!
特に急いで提出しなければならないのが出生証明書。赤ちゃんの名前が決まらないと登録できないため、名前を決めて出産後2週間以内にお近くの市役所に提出します。
これは旦那様が提出することもできます。産後1カ月間程度は、お母さんは基本的に外出しないようにして、旦那様に協力してもらいましょう。
お産のために骨盤は開いた状態であり、そのままにすると尿漏れや子宮収縮不全、腰痛などあらゆるトラブルの元になります。
産後は出来るだけ早く骨盤ベルトを巻き、骨盤を固定することでこれらのトラブルを予防出来ます。
実はこの時期は骨盤矯正がしやすい時期でもあります。緩みがある分動きやすいのです。
◆ワンポイントアドバイス◆
着圧骨盤矯正スパッツがちまたで流行っていますが、着圧が強すぎると血流を圧迫してしまい気分不快の原因になったりします。腹部を圧迫し過ぎるのは危険です。
骨盤ベルトなど、圧迫し過ぎないものを妊娠中から準備しておくようにしましょう!
①退院後から1ヶ月検診までは入院中と同じ生活をしよう
退院後も外出や家事は控え、基本はベッド上で過ごします。授乳以外の時間は寝て休むようにすることが大切です。
旦那様やパートナーの方やご両親など頼れる人にはとことん頼って過ごしましょう。「自分で頑張る!」という気持ちが、この時期は自分を追い込むことになってしまうこともあります。
育児は一人でするものではありません。いろいろな人の手を借りながら、育児をすることが母子共に健やかに成長できるコツですよ
②内祝いの手配
お見舞いなどで頂いたお祝いは、わすれずにチェックしておき内祝いを送るようにしましょう。 お祝いでいただいた額の3分の1から2分の1の品が目安です。内祝いのマナーとして、2ヶ月以内に贈ること、のし紙は蝶結びなどがあるのでこの点に注意しましょう。
あとは地域によって違いがありますので、ご両親に確認するのもよいと思います。
③職場に出産の報告
出産報告は、今後良好な職場復帰をするためにも礼儀を踏まえて報告しましょう。そのためには、まずは直属の上司へ、本人もしくは御家族から電話かメールで報告しましょう。
今はSNSなどが普及し職場に報告する前に出産を周知されてしまう場合がありますが、マナーとしては上司へ報告、同僚へ報告、SNSなどの投稿と、順序の配慮をするのが良いかもしれません。
昨今はメールなどの場合は一斉送信などもできますので、うまく活用するのが良いと思います。
①1ヶ月健診にいこう
1ヶ月健診は基本的には出産をした病院で行います。
お母さんと赤ちゃんの両方の健診があり、お母さんは子宮収縮状態や母乳のトラブルがないか、マタニティブルーが悪化して産後うつ状態ではないかなどを確認します。
赤ちゃんは体重や栄養状態、全身状態を確認し、必要であればミルクや母乳の調整指導も行います。
産後1ヶ月健診に行ってお母さんと赤ちゃん共に問題がなければ外出ができるようになります。しかしいきなりの遠出は避け、近くのスーパーの買い物など最低限の外出から始めるようにしましょう。
②軽い運動をする
産後はストレッチや散歩など軽い運動から再開し、産後3ヶ月を目安に本格的な運動をしても大丈夫です。
しかし無理は禁物です。出産や育児に追われて体力が低下している状態ですので、できる範囲で始めましょう。
③お宮参り
お宮参りとは、その土地の産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの出生を報告し、成長を見守ってもらうようお願いをする通過儀礼です。
男の子は生後31日目、女の子は32日目に参拝するのが基本でしたが、現代では御家族の都合のつきやすい日程で行われることが多いようです。
◆ワンポイントアドバイス◆
必ず1ヶ月で参拝しなければならないものではないため、赤ちゃんやお母さんの体調や天候等を考慮して柔軟に計画するようにしましょう。
④産後のセックスに関して
産後の性生活はいつから再開しても良いですか?と良く質問を受けます。
基本的に正常分娩の方は、1ヶ月検診で問題が無ければ再開可能です。帝王切開や異常分娩の方などは2ヶ月検診が必要な方もいます。
そのような方は2ヶ月検診で問題ないことを確認してから再開しましょう。また産後1ヶ月では会陰(えいん)の傷がまだ治りきれておらず、性交痛を感じる方もいます。
完全に治りきれていない状態でセックスをすると、感染症の原因にもなりますので、注意しましょう。
御本人の傷の痛みの感覚を優先して、完全に治ったな!と思ったタイミングで再開する形が1番良い選択だと思いますので、夫婦でしっかりと話し合った上で行いましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
次のお子さんの予定はありますか?実は生理が戻っていなくても排卵している可能性があります。
家族計画を立てて、納得のできるタイミングまでは感染予防にもなるため、コンドームの使用をおすすめします。
また帝王切開だった方は、傷が完全に治りきれていない状態で妊娠すると子宮破裂になるリスクがあります。1年間は避妊し、妊娠を避けるようにしましょう。
⑤生後2ヶ月より予防接種がスタート
ワクチンデビューは生後2ヶ月の誕生日からです。ワクチンを打つことで防げる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)といいます。
VPDから赤ちゃんを守るためにも、2ヶ月になったらすぐに予防接種を始めましょう。日本では同時接種と言って数種類のワクチンを同時に打ちます。
小児科のかかりつけ医を事前に探しておくとスムーズです。毎月通うことになるので、通いやすい距離で選ぶと良いですね。
ワクチンのスケジュールはかかりつけ医に相談し、スケジュール通りに接種出来るように早め早めに調整するようにしましょう。
特にスケジュール通りに摂取しないと摂取できなくなってしまったりするので、事前に確認するようにしましょう。
ワクチンスケジュールは、日本小児科学会で推奨スケジュールが出されておりますので、そちらをご確認下さい。
日本小児科学会:https://www.jpeds.or.jp/
※小児科学会HP→一般の皆様へ→予防接種・感染症→日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールでご確認頂けます。(2020年6月4日現在)
①3~4ヶ月健診へ行こう
3~4ヶ月健診はお子さんの栄養状態や発育の確認、またお母さんの育児相談などを目的に行われるものです。
出産した病院ではなく、お住いの自治体もしくは指定の病院で行われます。自治体から健診のご案内が届くので、その指定された日時と場所に向かうようにしましょう。
指定された日に受診をすれば、健診費用は無料である事が多いようです。事前に届く受診チケットや問診票を忘れずに持参するようにしましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
乳幼児健診は同じ月齢のお子さんを持つママ友を作るチャンスです。同じ悩みを持つ方も多いので、仲良くなると心強い相談相手となる事もあります。
待ち時間などで、是非お話をしてみてください。お子さんやパパママにとって良いお友達が出来ると良いですね。
②お食い初め
お食い初めとは、生後100日目に赤ちゃんに初めて食べ物を与える儀式で、尾頭つきの鯛、煮物、赤飯、香の物、汁物など5つのお祝い膳を用意し、親族の長老の方が赤ちゃんに食べさせる真似をして祝います。
この儀式の後から、離乳食を始める方が多いようです。
①9~10ヶ月健診
9~10ヶ月健診は、お子さんの発育発達や栄養状態の確認、見過ごされがちな病気の早期発見などを目的に行われる乳幼児健診です。
また、育児の悩みの相談が出来る場でもあります。この時期の赤ちゃんは知能が発達しており、大人の真似をしたりハイハイやつかまり立ちなど身体機能も著しく成長する頃でもあります。
また離乳食が進んでいる時期なので歯磨きの指導なども行われます。
健診費用は自治体によって無料の場合と自己負担の場合がありますので、ご自身の自治体に確認するようにしてください。
②初節句
初節句とはお子さんの成長をお祝いし、将来の幸せをお祈りするお祝いごとです。
女の子は3月3日の桃の節句には、ひな人形を飾りお祝いします。男の子は5月5日の端午の節句に鯉のぼりを飾り、兜を被ってお祝いします。
最近ではこのタイミングで親戚を集めてお披露目会をすることもあるようです。
如何でしたでしょうか?出産してから1歳までは、イベント事ややるべき事が目白押しで忙しいですよね。
あっという間に成長する赤ちゃん。国の制度も利用しながら、成長を楽しみながら見守れるようにしていくといいですね。
無理のない、あなたらしい育児ができるよう、心から祈っています。によって無料の場合と自己負担の場合がありますので、ご自身の自治体に確認するようにしてください。
妊活中の方、妊娠がわかった方、その旦那さんなど『妊娠中はどのような生活をすれば良いのかいまいちわからない!』という方も多いのではないでしょうか?
今日は妊娠中に注意すべきこと、やるべきことなどをまとめてみましたので、ご参照下さい。
『妊娠には葉酸(ようさん)が必要と聞くけれど、どのくらいとればいいの?』と妊婦さんからよく質問を受けます。葉酸(ようさん)とは、水溶性ビタミンの一種で赤血球や赤ちゃんの正常な発育に必要なビタミンであると言われています。葉酸(ようさん)をとることで神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)という病気を50〜70%減少すると言われております。
葉酸(ようさん)は水溶性ビタミンであることから熱に弱いという性質があります。またビタミンは1種類だけ沢山摂取しても、その他のビタミンが不足していると上手く吸収できません。そのため料理だけで下記に記載した必要量を摂取するのは難しく、サプリメントなどを併用して摂取することが推奨されています。
葉酸(ようさん)の多い食事は、枝豆や海苔、わかめ、納豆などです。熱を通すと葉酸(ようさん)は壊れてしまうため、おすすめは納豆に海苔をかけるというシンプルなレシピです。これで葉酸量は約100μg(納豆1パック+海苔1.5g)摂取できますが、必要量には全然足りません。そのためサプリメントを併用することで、必要量を摂取するようにしましょう。またサプリメントを選ぶときは添加物の少ないものを選ぶようにしましょう。身原病院ではバイエル薬品のエレビット(Elevit)という葉酸(ようさん)サプリメントを取り扱っておりますので、希望の方はお気軽にご相談下さい。
妊娠は病気ではないため基本的には医療保険は使えないのですが、切迫早産や重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ・じゅうしょうにんしんつわり)、帝王切開など異常妊娠や異常分娩になった場合には医療保険の適応になります。
もし妊娠や出産に備えて医療保険に入ろうとお考えの場合は、子供が欲しいと思ったとき、できれば妊活前に入ることをお勧めします。妊娠がわかってから加入した場合には、特定部位不担保といって妊娠が関係する疾患は給付が除外されてしまうことなどがあるからです。妊娠すると、場合によっては働けなくなる可能性もあることをきちんと夫婦で話し合い、必要に応じて検討下さい。
◆ワンポイントアドバイス◆
夫婦で今後のお金の話をしておくことはとても重要です!
妊娠中や産後直後も問題なく働けると思っている旦那さんもいます。出産前に貯金をしておくことなど具体的な話し合いをして、妊娠中のお金の心配を少しでも減らすことがストレスフリーなマタニティライフの第一歩です。
妊娠中はホルモンの影響で唾液が減少し口腔内環境が変化するために、虫歯になりやすくなります。妊娠初期はつわりなどで口腔内環境が悪化しやすいだけでなく、流産のリスクが高い時期でもあるため歯の治療は積極的には行えません。また妊娠後期になるとお腹が大きくなり上向きの治療がしづらく、治療が難しいということもあります。
妊娠中期で全身状態が落ち着いている場合は簡単な治療は受けられますが、抜歯など抗生剤や鎮痛剤が抜歯後に必要になった場合にお薬が飲めなかったりします。
可能であれば妊娠前に必要な治療はすませておくようにしましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
切迫早産や頸管無力症(けいかんむりょくしょう)など早産の原因になるのは、身体の炎症反応であることがわかっています。歯の炎症も影響を与える可能性があるため、妊娠中の歯磨きなど虫歯予防には注意するようにしましょう
特に風疹(ふうしん)は重要で、妊娠中に風疹(ふうしん)にかかると先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)という重篤な影響を赤ちゃんに与えてしまう可能性があります。赤ちゃんの耳や目、心臓などに障害を残してしまう病気です。
麻疹(はしか)は妊娠中にかかると切迫早産や流産などの原因になる可能性があります。
その他にも流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や水痘(みずぼうそう)予防接種も抗体がない方は受けておくことをおすすめしております。
◆ワンポイントアドバイス◆
予防接種はお母さんだけでなく旦那さんも受けるようにしましょう。
旦那さんが万が一感染症にかかってしまうと、お母さんや出産後お子さんにうつす可能性があるためです。
妊娠判明後は、すぐにやるべき事と時期を見てやるべきことに分かれます。
分かりやすいように妊娠初期、中期、後期に分けて御説明しようと思います。
①旦那さんに報告する
おそらく妊娠最初の検査は市販薬の尿検査だと思います。
生理が遅れて妊娠の可能性があれば、生理予定の1週間後から使用できますのでチェックしましょう。
もし陽性だった場合、まずは1番に報告すべきは旦那さんですね。
お2人の子供ですので、是非喜びを分かち合いましょう。
②産婦人科に行く
市販薬の妊娠検査薬はあくまでも自己検査になります。子宮外妊娠の可能性などもありますので、妊娠が判明したら産婦人科にて検査を受けましょう。産婦人科でも尿検査をした後に内診でお腹の中をエコーで診ます。脱ぎやすいお洋服で行くようにしましょう。
③妊娠届けを出す
産婦人科で予定日が決まったら、近くの市区役所に妊娠の届出をします。この時に母子手帳と妊婦健診助成券について説明を受けます。予定日が決まらないと母子手帳はもらえないので、予定日が決まるまでは待つようにしましょう。
④出産する産婦人科を選び始める
産婦人科によっては妊娠初期に予約しないと分娩予約が出来ないところも、、、!一般的には12~15週目で分娩予約するところが多いようですが、地域によっては7~8週目で予約しないと予約できない産婦人科もあるようです。『絶対この産婦人科で産みたい!』と思う産婦人科があれば、早めに連絡、相談するようにしましょう。まだ決まっていない方は、ゆっくり自分に合う産婦人科を探しはじめましょう。
因みに産婦人科によって分娩費用が異なるので、概ねどの位かかるかは聞いてみるのが良いです。産婦人科によって検査項目や体制、サービスが異なるので、是非自分に合った産婦人科を探してください。また分娩予約を行うときに、予約金を徴収している産婦人科が殆どです。産婦人科ごとにこの予約金が異なりますので、こちらも事前に確認しておきましょう。
①両親に報告
意外とご両親への報告はゆっくりという方も多い様です。安定期に入ってから報告し、産後のお手伝いの相談など、できるだけ力になってもらいたいご両親。ご両親のお仕事の都合もあるため、後期までには報告する方が良さそうですね!
②職場に報告
妊婦さんの会社だけでなく旦那さんの会社にも報告しましょう。そのときには、妊婦さん自身だけでなく旦那さんの育休に関しても問い合わせるといいですね。夫婦両方が育休を取得すると、パパ・ママ育休プラスといって原則1歳までの育休期間が1歳2ヶ月まで延長されます。このことも考慮して、夫婦で育児計画について相談するようにしましょう。
③体力づくり
出産・育児には、体力がとても必要になります。特に出産は妊娠中の運動不足が原因で、分娩停止や産後の大量出血などが起こることがあります。過激な運動は必要ないのですが、お家でできるストレッチや散歩など特に下半身の体力づくりを行うようにすることで、安産にも近づくことができます。
④マタニティセミナーに参加する
産婦人科や自治体、ミキハウスやあかちゃん本舗などのベビー用品系の企業や、近年では助産師によるオンライン両親学級などいろいろな種類がありますが、一番参加しやすいマタニティセミナーに参加しましょう。
マタニティセミナーでは、抱っこの方法や事前準備が必要な物品の説明、お産の流れ、お母さんや赤ちゃんの身体のお話しなどとても勉強になることばかり。是非旦那さんと一緒に参加して、心身共にお産に向けて知識をつけていきましょう。
⑤保育園の検討
産後は職場復帰の予定ですか?それとも育児に専念しますか?産後は目まぐるしく時間が過ぎていき、なかなかゆっくり調べ物をすることができません。そのため、妊娠中からお住まいの自治体に保育園の状況を確認するなど、早めに確認しておくことをお勧めします。
0歳から入所希望で7〜9月に出産予定の方は特に注意が必要です。10月頃から保育園の入所申し込みが始まるところが多いため、早めに見学をして納得のいく保育園を選ぶようにしましょう。
⑥お部屋の動線の見直し
産後1ヶ月は基本的にはベッド上で生活をします。家事は家族にお願いをしてお母さんは赤ちゃんのお世話と授乳に集中するような生活です。そのことを考えて、ミルクを作る時の動線やキッチングッズの配置整理、母乳を冷蔵保存するスペースの確保、離乳食が始まったら冷凍が増えるので冷蔵庫のサイズを見直したりなど、赤ちゃんが1歳になる頃までのイメージを膨らませて家の中の準備も進めましょう。
⑦サポート体制の準備
男性の育休取得率を上げて行くべきであると世間では騒がれていますが、実際に育休を取得している男性は少ないのが現状です。そんな時には旦那さんを責めるのではなく、行政の支援を利用したり宅配サービスを利用したりなど、他にも選択肢がありますので各自治体でどのような産後サービス、産後ケアを行っているか確認しましょう。産後はホルモンの影響で精神的にも身体的にも無理は絶対禁物です。そのことを旦那さんとも先に共有して、特に産後1ヶ月はどのようにして家事をお母さん以外で補うのかを話し合うようにしましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
怖いお話になりますが、子供の死亡の主な原因は不慮の事故であると言われています。赤ちゃんがハイハイし始めたら、手当たり次第自分で手にとって食べたり、登ったり、つかんだりします。しかし事故は予防できるものです。赤ちゃんの事故になりそうなものは無くすように、子供の事故に関して母子手帳などを参考に学ぶようにしましょう。知っていると防げることは、かなりいっぱいあります。
①赤ちゃんグッズを揃え始める
赤ちゃんの性別が分かり、可愛い赤ちゃんグッズを揃え始める頃だと思います。赤ちゃんの日常生活物品ももちろんですが、車がある場合はチャイルドシートなど退院後すぐに必要になるものも購入して準備しておくようにしましょう。
◆ワンポイントアドバイス◆
出来るだけ中性的な赤ちゃんグッズを購入する事!
医師の診察では100%性別が判明する訳では無いんです。妊婦健診では女の子だったけど、生まれるとあらびっくり!男の子だった!って事もあります。 出来るだけどちらの性別でも使えるような赤ちゃんグッズを購入するようにしましょう。
2人目のお子さんが出来たときにもその方がおさがりとして使えて良いですよ!
②呼吸法など出産に向けての体作りを始める
分娩の体制やお産の流れについて助産師さんに教えてもらい、イメージトレーニングをするようにしましょう。そのときには呼吸法も一緒に練習することで、出産本番が来た時にもリラックスしてお産を迎えることができます。リラックスすることが安産なお産を迎えるためには必須です。是非夫婦で呼吸法の練習をしましょう。
③入院準備をする
夜間や家族のいない時間帯に陣痛がきたら、どういうルートで産婦人科に向かうのか、陣痛タクシーの利用登録などいろいろなシチュエーションを想定して準備をすすめる必要があります。
入院するときに持っていく荷物は、玄関の近くに置いておくなど自分が取りに帰ってこなくても家族が見てすぐわかるような場所に置いておく・共有しておくことなども大切なポイントです。入院準備物品は産婦人科によって違ってくるため、しっかりと確認しましょう。
④おっぱいマッサージをはじめる
36週頃からおっぱいマッサージを始めましょう。乳首の先の汚れを取るようなイメージでクリームもしくはオイルをつけて乳首を引っ張ったり押したりなどできるだけ乳輪から乳首の先まで柔らかくなるようにマッサージしましょう。
そうすることで産後の授乳が出やすかったり、赤ちゃんの吸い付きもだいぶ変わってきます。
※切迫早産(せっぱくそうざん)ぎみな方や帝王切開予定の方などは、医師に確認の上実施するようにしましょう
⑤お産の始まり方を学ぶ
お産の始まりは、陣痛間隔が10分以内になり、それが6回以上続いた時もしくは破水(はすい)をしたときです。お産が近づくとおしるしと言ってドロっとした出血が出たり、赤ちゃんが骨盤に入り込むため胎動が少なく感じたりすることがあります。
初産婦さんの場合は基本的に10分間隔の陣痛のタイミングで産婦人科に連絡し、場合によっては5分間隔になるまで自宅で様子をみてもらうこともあります。できるだけ早く入院した方が安心するという方もいらっしゃいますが、破水(はすい)していなければ基本的には住み慣れた自宅で陣痛時期を過ごした方がスムーズにお産に移行しやすいです。
◆安産になるためのワンポイントアドバイス◆
おすすめは、入浴です!体を温めることとリラックスすることがとてもお産には有効です。入院するとバスタブに入ることはできないため、自宅で陣痛が始まった場合は湯船につかって過ごすことをおすすめします。(破水してる時は入浴厳禁です。すぐに入院しましょう。)
出産前には女性だけではなく男性や周りの方の協力も必要不可欠です。
出来る限り妊婦さんに配慮した行動をこころがけましょう。
晩婚化が進む日本において、今や不妊治療はカップルのうち5組に1組は何かしらの治療経験があると言われています。不妊治療のまたの名を『生殖補助医療(せいしょくほじょいりょう)』といい、生殖補助医療の技術は年々進歩しています。
不妊治療はマイナスなイメージで話題に上がりやすいですが、早めに不妊治療を行うことで妊娠しにくいと言われる夫婦であっても赤ちゃんを授かることは、現代の技術では可能になってきています。
今回は不妊治療の事や不妊治療施設の選び方について、詳しくとりあげていこうと思います。
不妊症の定義は、妊娠を望む健康な男女が避妊をせずに性交渉を行うが、1年以上妊娠しない状態であることとされています。以前は2年のラインが引かれていましたが、晩婚化であることや不妊治療はできるだけ早く取り掛かった方がいいことなどを理由に、2年から1年へと変更されました。
妊娠が成立するためには、卵子と精子が出会うためにあらゆる条件をクリアしなくてはなりません。不妊症の原因には、明らかになる因子が90%、不明である因子が10%あるといわれており、また多くの因子が重複している可能性があります。ここでは女性の不妊の原因になりうるといわれている因子について、ご紹介致します。
1 排卵因子(はいらんいんし)
毎月規則的にくる『生理(月経)』の前には排卵をしており、その排卵機能に何かしらの異常をきたして無排卵になってしまったり、定期的に排卵できなくなったりします。主な原因としては甲状腺ホルモン異常症や多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)、極度の肥満や痩せなどが挙げられます。
2 卵管因子(らんかんいんし)
卵子と精子が出会う場所である卵管が詰まってしまい、通過障害が起きることで不妊症になります。主な原因はクラミジア感染や内膜症による癒着(ゆちゃく)などが挙げられます。
3 子宮因子(しきゅういんし)
排卵しても内膜が準備できておらず着床できなかったり、子宮そのものの奇形などでうまく着床できなかったりすることで不妊症になります。主な原因として子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどが挙げられます。
4 経管因子(けいかんいんし)
子宮の入り口である子宮頸管(しきゅうけいかん)部分の粘液量が減ったり粘液度が低下したりすることで精子が子宮に入りにくくなり不妊症の原因になります。ヒューナーテストはこの経管粘液の検査を行い妊娠しやすい状況かをみていきます。
5 免疫因子(めんえきいんし)
何かしらの自己免疫が働き、子宮外生物である精子を除去しようとして不妊症になることがあります。抗精子抗体を持つ場合に精子を攻撃してしまい、精子の運動能力を喪失させ妊娠することができなくなります。
6 原因不明の不妊症
約1割の確率で原因不明の不妊症もあります。ストレスを感じることも大きな原因と考えられていますが、今だに解明できておりません。
不妊症でよくクローズアップされるのは女性が原因の不妊症ですが、実は男性が原因の不妊症は半数の割合であるとも言われており、近年ブライダルチェックなど男女ともに検査を受けるカップルも増えてきております。
1 造精機能障害(ぞうせいきのうしょうがい)
なんらかの原因で精子の数が少ない、あるいは無い、精子の動きが悪い、精子の形状が変化しているなど精子が原因で不妊症になります。この造精機能障害の主な原因と言われているのが精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)です。精子は熱に弱いという特徴をもっていますが、精索静脈瘤は精子を温めてしまい不妊の原因になってしまうのです。
2 精路通過障害(せいろつうかしょうがい)
精子が睾丸(こうがん)で作られて、ペニスの先までに通る道に何かしらの異常があり通れないことで不妊症の原因となります。精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)などが原因になることがあります。
3 精機能障害
セックスで射精することがなきないことによる不妊症です。勃起不全や膣内射精障害(ちつないしゃせいしょうがい)などが挙げられます。糖尿病やストレスなど様々な原因で起こりうる可能性があります。
4 加齢による影響
男性も加齢により35歳を過ぎると精子の質の低下が起きると言われています。
不妊治療にはステップがあり、ひとつずつチャレンジしてダメであればさらに上のステップにいく、という流れで治療を行っていきます。一般的な不妊治療のステップをご紹介致します。
<ステップ1:タイミング法>
おりものの状態や基礎体温、また超音波にて卵胞や採血によるホルモン値をみて排卵日を把握して排卵日に性交渉を行い、自然妊娠を目指す方法です。
<ステップ2:タイミング法+注射>
ステップ1のタイミングをはかるものの自然妊娠しない場合に、タイミングに合わせて排卵や卵胞の成長を促す注射を打ちます。そうすることでより確実に排卵日を確定し、性交渉をすることができます。
<ステップ3:人工授精(じんこうじゅせい)・AIH(エーアイエイチ)>
タイミング法をはかってもなかなか妊娠しない場合やヒューナーテストの結果が悪い方、男性不妊の可能性がある方などが行います。
精液を医師の手を介して子宮内に注入する方法で、子宮頸管(しきゅうけいかん)には異常があるが子宮の状態が良い方などに人工授精は有効です。
<ステップ4:体外受精(たいがいじゅせい)・IVF(アイブイエフ)>
一定期間人工授精をしても妊娠しない方や男性不妊の原因の可能性が強い方などが行います。卵子と精子を体外で受精させ、受精卵になったのを確認後、子宮内に受精卵を戻す方法です。
<ステップ5:顕微授精(けんびじゅせい)・ICSI(イクシー)>
体外受精よりもさらに人の手を介す方法で、顕微鏡を使用して卵子と精子を人工的に受精させ受精卵をつくります。その後子宮内に受精卵を戻す方法です。
これらのステップを介しながら、不妊治療は毎月の生理周期に合わせながら治療を行なっていきます。
不妊治療施設は、日本産婦人科学会のデータによると約600施設以上あると言われています。施設ごとに金額も施術内容も違っており、600施設の中から自分にあった医療機関を見つけるのは容易ではありません。しかし、年齢的な制限時間が決められている妊娠だからこそ、時間をかけて医療機関を選ぶ時間もありません。ではどのように不妊治療施設を選んでいけばよいか、選ぶ時のポイントをご紹介します。
1つ目は、不妊相談やタイミング療法のみ相談している医療機関で、これらについては産婦人科や婦人科であれば概ね相談、診察が可能です。しかし不妊治療に特化しているわけではないので、人工授精以上の不妊治療を行う場合は不妊治療専門の医療機関に変更する必要があります。しかしながらかかりつけの産婦人科や婦人科で相談できますので、気軽にかかれるのが特徴です。
2つ目は、不妊治療を行っているものの培養室や採卵室といった特殊な設備を備えていなく、人工授精までの治療を実施している医療機関です。この医療機関は、培養室で胚を培養する胚培養士(エンブリオロジスト)がいないことが多く、医師が治療を行い、人工授精まで対応しております。高度不妊治療の体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)を行う場合は、高度不妊治療施設に変更する必要があります。産婦人科で出産を行っている医療機関においては人工授精まで対応している施設も多く、妊娠したらそのまま出産までできるのは心強いポイントです。
3つ目は、高度不妊治療施設として培養室や採卵室、回復室、採精室などの特殊な設備を有している生殖医療の専門医療機関です。生殖医療において胚の培養を行う胚培養士(エンブリオロジスト)がおり、不妊相談から体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)の全てに対応している医療機関です。高度不妊治療施設であれば、不妊治療の助成金施設になっていることも多く、助成金の対象施設であれば助成金を活用した治療をすることが可能です。また不妊治療に特化しており、不妊治療のデータ収集もしておりますので概ね妊娠率などの情報開示をしている所が多いですので、是非妊娠率の成績もご確認頂ければと思います。不妊治療を行う生殖医療専門の医療機関になりますので、医師以外にも不妊カウンセラーや胚培養士の相談なども行っている医療機関もありますので、不妊治療について色々と細かく相談できる医療機関が多いのが特徴です。
3つの施設の中で、1つ目と2つ目においては妊娠率の情報開示まで行っている所は少ないと思いますが、3つ目の生殖医療専門の医療機関においては情報開示している所も非常に多いです。そのため、実力のある生殖医療機関を選ぶコツとしては、治療件数や妊娠率などの実績のある生殖医療機関を選ぶのはポイントです。実績のある生殖医療機関は患者さんからの人気も高いため待ち時間などが長くなる可能性も高いのですが、その分実力がある生殖医療機関ということです。
口コミサイトでも生殖医療機関の特徴がコメントされておりますので参考にして頂き、生殖医療機関のホームページにて治療件数や妊娠率が開示されていればその結果の数値が高ければ実力がある証拠です。
不妊治療は、治療を行っても時間がかかるケースがありますので、妊娠実績を見て選ぶのもポイントです。
また生殖医療専門の医療機関で診てもらいたい人にとっては、医療機関の規模の大小よりも、不妊治療専門の生殖医療機関であるかどうかが重要です。一般婦人科疾患を主として診ている医療機関、施設規模が大きい医療機関や出産を行っているから不妊治療もやっているだろうと思われますが、医療機関として不妊治療を専門的に行っている生殖医療機関の方が、より専門的な治療をしてもらえる特徴があります。
しかしながら上記施設の違いを理解して、医療機関のうまい使い分けをしている患者さんも中にはおります。どういう方法かというと、初めから生殖医療機関で不妊治療を行う人もおりますが、生殖医療機関は混んでいる所が多いため初期の不妊治療については待ち時間の比較的少ない一般の産婦人科や婦人科にかかって時間を有効に使いながらタイミング療法を実施することです。
タイミング療法で妊娠をすれば、多くの待ち時間をかけないで治療ができる医療機関は良いですよね。もし何回か実施して妊娠しない場合は、人工授精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)を行っている生殖医療機関を受診すればよいので、自分に合って、うまく医療機関を使っていくのが良いと思います。
不妊治療は自分の仕事などの都合に合わせることは難しく、自分の体質やホルモンの状況に合わせて行っていく必要があります。そのため通院のしやすさも、とても重要です。来院回数がある程度予測されますので、通勤場所から通いやすいことも大切ですし、治療と仕事を両立できず泣く泣く仕事を辞める女性も多くいます。金額的な負担の大きい不妊治療だからこそ、できるだけ仕事と両立して治療が進められるように通いやすい医療機関を選定するのもポイントです。
不妊治療は「神の領域」の医療と言われており、命を生み出すことが出来るようになった現代の最新の医療技術であると言えます。これまで不妊で子供を授かることができなかったカップルも、治療をすることで妊娠することが出来るようになったりもしております。
日本は少子高齢化に突入しており、晩婚化も不妊治療を行う要因になっております。2017年の日本では、約5.6万人が生殖補助医療により誕生しており、全出生児の6%にあたり、約17人に1人は生殖医療技術によって誕生しております。
しかしながら不妊治療には仕事との両立に課題や悩みを抱えている女性が非常に多く、中でも精神面、通院回数の多さ、体調や体力面で仕事との両立ができないと挙げられている女性が大半です。そのため仕事と不妊治療の両立ができず、約16%近くが離職をしている状況です。
また不妊治療の知識について、平成29年の調査では約76%の方が不妊治療に係る実態を殆ど知っていなく、まだまだ不妊治療に対する壁もあるのが現状です。是非1人で悩まずに、ご夫婦で、難しければ生殖医療機関では相談体制も整えている医療機関が多いですので、先ずはどのような方法があるか、どの様にしたらよいか等でも気軽に相談し、今後の夫婦の在り方、子供を授かるということ、子供を育てるということ等を、今一度夫婦で話し合い、同じ方向を向いて是非最適な夫婦生活を考え、不妊治療を行うのであれば自分に合った不妊治療をして頂ければと思っております。
産婦人科には色んな特色の施設があり、自分に合った産婦人科を見つけることがとても大切です。
産婦人科とは出産をするだけの場所ではなく、14回程度妊婦健診に通ったり、出産後も1ヶ月検診やその後の婦人科機能の確認や健康チェック、更年期障害など女性が人生を通して相談をする場所でもあります。
妊娠・出産するだけの施設ではなく、生涯を通して相談したいと思える場所になるよう、是非皆さんに合った産婦人科を選んで頂ければと思います。
今回は、妊娠した方、出産する方の視点での、産婦人科の紹介をしていこうと思います。
産婦人科系の診療科目には、産科、産婦人科、婦人科とあります。
大きくはこの3つに分類されています。どの診療科目も、産婦人科専門の先生が診療にあたっておりますが、「産科」は妊婦や出産・産後を主に診療する医療機関、「婦人科」は女性特有の疾患を診ており、月経やおりものの悩み、子宮・卵巣の病気、性感染症、更年期障害、避妊、中絶、不妊の相談や治療などの女性の幅広い相談・診療をする医療機関、「産婦人科」はその両方を診療する医療機関です。そのため「婦人科」においては妊娠に関する診療を行っていない所が多いですが、最近では「婦人科」でも出産は他医療機関で行うもののその前後の妊婦健診、産後の管理を実施している医療機関もありますので、詳細は医療機関に確認してみて下さい。
また「産科・婦人科」と標榜している医療機関と、「産婦人科」と標榜している医療機関がありますが、これらは表記方法の違いだけでどちらとも妊婦や出産と女性特有疾患の両方を診ているところが殆どです。ただ「産婦人科」と標榜しても出産できる施設とは限りませんので、詳細は医療機関にご確認頂ければと思います。
病院選びの時に考慮しなければならないのが妊婦健診の受診のしやすさです。妊娠初期から23週までは4週間に1回の受診であるため、どこの産婦人科を選んでも大きく困る事はありませんが、24週から35週までは2週間に1回、36週からは1週間に1回と徐々に通院回数が増えていきます。 一般的に産前休業に入るのは予定日の6週間前(双子など多胎妊娠の方は14週間前)であり、産前休業に関しては法律的に必ず休まなくてはならないわけではないため「勤務地から通いやすい病院を選んだ方が良かった!」と言われる方が多いです。
またどのような交通手段で産院に通う予定かも大切です。自宅から徒歩圏内の方は特に問題ないのですが、電車通院の方は駅近であること、車通院の方は駐車場が整っているかなども確認するようにしましょう。京都の場合はバスも多くは知っており、電車ではなくバスの方が通いやすいケースもあるので、バスなどの来院も考えてみるのもよいと思います。
◆ワンポイントアドバイス◆
・里帰り出産予定の方は勤務地から通いやすい産院を選ぼう
・産前休業を出産予定日の6週間前からとる予定の方は、自宅からも勤務地からも通いやすい産院を選ぼう
・妊娠中仕事はせず、里帰り予定でない方は、自宅から通いやすい産院を選ぼう
10ヶ月にも及ぶ長い妊娠期間も過ぎ、待望の出産となりますが、ここで重要なのは「初産婦さんか経産婦さんか」ということです。 一般的に初産婦さんの陣痛開始から子宮口全開大(子宮口が10cm開くまで)は、約10~12時間で経産婦さんは約4~6時間と言われています。これには個人差があり、経産婦さんの中には陣痛に気付いてから1時間程で出産に至る方もいるため、経産婦さんは特に自宅から産院に出来るだけ近い方が安全であると言えます。
陣痛の痛みの感じ方は本当に人それぞれで、子宮口が全開大するまで全然痛みに気付かない方もいれば、前駆陣痛で我慢出来ずに入院される方もいます。そのため、1番安全に過ごしたい出産時期を重要視するのであれば、産院は出来るだけ自宅の近くで選ぶ事が大切になります。経産婦であれば、概ね30分以内で出産する施設に到着することができるのが望ましいと思います。
◆ワンポイントアドバイス◆
・里帰り出産予定の方は、里帰り先の産院選びは実家から近くの病院であること、里帰り出産先の病院は妊娠初期に電話して分娩予約をすること
・里帰り出産予定のない方は、旦那さんや家族が自宅にいない時間帯にもし陣痛が始まっても、自分で移動出来る距離の産院を選ぶこと
妊婦健診時にはどのように移動する予定でしょうか?もし、公共交通手段を使われる予定の方は、駅やバス停が近くにありますか?何度も通う病院になりますので、通いやすさも注意して確認するようにしてください。特に駅からの徒歩距離が長いと、意外に交通時間がかかっていることもあります。
また車で通う予定の方は、十分な台数が停まる駐車場があるかどうかも確認するようにしましょう。 駐車場が一部しかなく、近隣に駐車しなくてはならないと別に駐車料金がかかったりするため、車で通えるかもしっかり確認しましょう!
妊娠がわかると、まず最初に内診で赤ちゃんの入っている袋の確認や心拍があるかどうかなどを診ていきます。そのため、内診台の処置は女医さんがいい!という方もいるでしょう。
女医さんがいる病院かどうかはホームページで確認して、またその女医さんが何曜日に外来診察をしているのかを確認した上で診察予約するようにしましょう。ホームページ上で見てわからない場合は電話で確認しても大丈夫です。
助産師外来とは、助産師が行う出産前の健診、相談のことです。医師が行う健診は診察が中心で、助産師外来の健診は相談が中心であることが特徴です。助産師外来ではお医者さんには聞きにくいような些細な悩みなどもゆっくり相談することができる!と助産師外来を希望する方は多いです。ただし、助産師外来をしているのは助産師の人数の多い病院であるため、事前に助産師外来があるかどうかの確認が必要です。
院内助産院とは、病院の中で助産院のようなシステムを取り入れていることで、出産の管理を主に助産師だけで行なっています。ただし出産時にもし異常が起きれば産科医が、出産後赤ちゃんに異常があれば小児科医が対応(小児科医がいる医療機関のみです)するため、安全性を備えた助産院と病院の両方のよさを兼ね揃えたシステムです。フリースタイル分娩などを希望しているが助産院で産むには安全面が心配という方におすすめです。産婦人科医が減ってきている今、助産師外来と院内助産院は増加傾向であり、今後より需要が増すと言われています。しかしながら院内助産院はかなり大きな病院でしか取り入れられていないことも多く、詳細は医療機関にご確認下さい。
助産院では分娩の管理は助産師だけで行なっており、クリニックによっては産婦人科医と助産師で管理を行なっていることが多いため、小児科医がいないことはよくあります。
出産時の赤ちゃんのストレスは大きく、生まれてすぐは呼吸状態も安定していません。そんな時小児科医がいるとより専門的な処置をしてもらいやすいです。
もちろん小児科医のいない病院でも、赤ちゃんに異常があったらすぐに小児科医のいる総合病院に搬送する連携もとられていますが、より安全性を求めるときには小児科医が常駐している病院を選ぶのがよいでしょう。
また小児科医がいる病院では、1ヶ月健診で産婦人科医だけでなく小児科医にも赤ちゃんを見てもらえるというメリットがあります。小児科医がいない医療機関においては産婦人科医が小児科を診るところがありますが、予防接種や子供の診察においては小児科医が専門となるため小児科医の有無も判断のポイントとなります。
最近はホテルのように全室個室でシャワー室も個室内に完備の医療機関も増えて来ました。
基本的にはクリニックの方が食事や部屋が豪華であったり、病院や大学病院は多床室であったり質素な食事であることが多い印象でしたが、最近は病院でもホテルの様な仕様でレストランみたいな食事を提供している所が増えているようです。
ホテルのような綺麗なところで産みたい、リラックスしたいという方は、ホームページなどを見て、できれば実際に見学など行って判断するのが良いと思います。また多床室でもいいから複数診療科のある総合病院で出産をしたいという方は、総合病院などを選ぶのが良いでしょう。ただし地域の救急診療を行っている総合病院や大学病院においては、重症な患者さんや合併症を抱えていて患者さんを主として診ているため受診可能かは直接医療機関にご相談下さい。
出産後の重要な視点になるのが母児同室の有無です。母児同室とは、お母さんと赤ちゃんが同じ部屋でずっと一緒に過ごすことです。逆に赤ちゃんは新生児室に預けて授乳や面会のタイミングでお母さんが新生児室まで赤ちゃんを迎えにいくのが母児別室といいます。
産後は完全母乳で育てたいと思っているお母さんにおすすめなのは、母児同室です。母乳を出すためには赤ちゃんが欲しがるたびにおっぱいを吸わせることが重要だからです。授乳のたびに新生児室まで歩かなくて良いため体力的に母児同室がいいと言われる方もいます。
逆にミルク育児や混合授乳を希望しており、お産で疲弊した身体を入院中にゆっくり回復させたい方は母児別室がいいでしょう。医療機関によっては完全母子同室だったり、両方相談におじるところがありますので、どちらが良いかは気になったらご確認されるとよいです。
病院によって教室の種類は大きく変わってきます。基本的にどの病院を選択しても妊娠後期の両親学級(出産前の準備のお話など)は必須なことが多いですが、妊娠初期や中期の両親学級、マタニティヨガクラス、ベビーマッサージクラスなどは、その施設によって色々な種類のクラスがあります。ご希望のプログラムがある病院を選ぶのもひとつの選択肢になりますね。中には両親学級以外行っていない医療機関もありますので、教室も楽しみにしている方は是非事前にご確認してください。
医療面の安全で1番重要と言えるのが、医療スタッフの人数です。マンパワーとも呼ばれ、緊急時はマンパワーが重要であり医療者の人数が多ければ多いほど適切な対応ができます。特に産婦人科は忙しい時期が変動しやすく、出産ラッシュが起きるときには一人の助産師で3~4人見なくてはならないというような状況もあります。緊急帝王切開などもスタッフの人数がいないとすぐに始められなかったりします。病院では人員配置の基準がルール化されており概ね多い人員数が配置されております。病棟や外来をみてスタッフの人数もご確認頂くとよいです。
余談ですが、助産師はもともと産婆さんと呼ばれており、年齢が高いほどベテランというイメージが強いです。でも実は助産師になるのは何歳からでもなれるため、経験年数と年齢は比例しません。
では、どこでベテラン助産師かどうか判断すればいいかというと、対応した分娩件数です。助産師にとって分娩件数(お産の介助をした件数)はとても重要な指標で、この件数が多ければ多いほどあらゆる状況に慣れている可能性が高いと言えます。医療機関ではスタッフが何件対応しているかを表明しているところは殆どありませんが、その医療機関がどの程度の分娩件数を行っているかはホームページや都道府県の医療機関情報などで確認することができますのでご確認頂くとよいでしょうか。
また日本助産師評価機構が行っている、アドバンス助産師という認定があります。こちらの認定を取るには、分娩件数を一定数対応していることが必要となるため、一定数対応している指標にはなります(ただ分娩件数を多く行っていてもこちらの認定を取っていない助産師もおります)。
バースプランをご存知でしょうか?バースプランはどのような出産にしたいのかを事前にご自身の希望を描いてもらうもので、一生に数回しかない出産をより自分らしいものできるように事前に助産師と共有してもらいます。
では具体的にバースプランに書く出産方法にはどのようなものがあるのでしょう。以下を参考に理想のお産についてバースプランを描いてみましょう!
出産は病気ではないため、基本的には健康保険の対象外です。そのため妊娠出産の費用は自己負担になります。そのため、国の保証で出産育児金や妊婦健診時に使用できる妊婦健診受診票などの制度があります。
分娩にかかる費用はその地域によって全然違います。一般的に助成される出産育児一時金は42万円ですが、平成28年の調査では全国平均で50万円程度と自己負担をしていることが多いようです。最も平均値の高い東京都の場合は、62万円程度が相場のため手出しで20万円程度する様です。逆に最も低い平均値が鳥取県で、40万円程度のため手出しが無く済むようです。
このデータを見ると首都圏では高額になり、地方に行くほど安くなる傾向があるようです。但し価格の差はあくまで地域差で、地域によって補助の内容が異なるのが現状です。医療機関においては日本産婦人科医会の定められた健診項目をされていることが多く、行政の補助体制が異なることから価格差が出てしまっている現状もあります。日本国内においては大きな医療水準の差があるものではないものの、医療機関に応じて国が定めた最低限の診療ではなく必要な検査などを付加したり、サービスを拡張したり、診療内容やスタッフ体制などに差があるため価格差が生じている所もあります。そのため分娩費用がおおよそどのくらいの金額であるかは、直接病院に確認することををおすすめします。
◆ワンポイントアドバイス◆
妊婦健診受診票は、お住まい周辺の市町村でのみ使用可という条件があります。そのため里帰り分娩などで指定の区域外で妊婦健診に行く場合は償還払いといって実費で負担した妊婦健診費用の一部を後からまとめて支払いしてくれる制度があります。また連携している地域については他地域でも使えるといったこともあるため、住まいとは違う地域の医療機関にかかる場合はお住まいの市町村にご相談してみてください。
正常分娩の場合は健康保険が対象外ですが、帝王切開は健康保険が適用されます。つまり一般的に3割負担の自己負担になります。
一般的に帝王切開で出産したほうが入院期間が長く、退院時の総分娩費用は高いですが、高額療養費制度が使えること、民間の医療保険の手当がもらえたりと実費は結果的に少なかったという方が多いようです。
帝王切開は今や5人に1人の確率になりますので、妊娠前に民間の医療保険に入ることもひとつの出産準備となります。
◆ワンポイントアドバイス◆
妊娠発覚前に医療保険に入っておくことが医療保険を十分に活用できるコツです。5人に1人の確率で帝王切開になることを考えると医療保険は入っておくことがベターといえます。
無痛分娩は基本的には実費です。通常の分娩費用+10~15万円です。しかし無痛分娩は異常分娩(吸引分娩など)になるリスクが高いため、異常分娩になった場合にはその分の保険適応をすることはできます。
出産育児一時金直接支払い制度とは、医療保険者から医療機関へ出産育児一時金の支払いが直接的に行われるため、医療保険者は分娩費用の全額から42万円を差し引いた金額のみ支払うことができます。この制度を使うことであらかじめ多額の出産費用を用意する必要がなくなります。
今ではほとんどの医療機関が直接支払い制度を導入していますので、一度病院に確認をいれるといいでしょう。
今回は色々な種類の産婦人科施設のご紹介をさせて頂きました。人生のうちで出産はとても大きな出来事です。是非、あなたらしい出産ができるよう、産婦人科施設選びからあなたらしい視点で選択し、着実に出産準備を進めていくようにしましょう。
身原病院は京都市の西京区にある産婦人科病院で、上桂駅前に位置しています。身原病院は1969年に開業し、出産やお産だけでなく、「女性のトータルパートナー」として、地域医療に邁進しています。女性に特化した産婦人科病院であり、出産(普通分娩、無痛分娩、帝王切開)の「産科」、女性特有の病気や避妊、中絶などを診る「婦人科」、不妊症の相談から高度不妊治療を行う「婦人科(不妊治療)」について診療しています。
身原病院の特徴は、最新の設備や医療機器を備える一方で、「親切でアットホームな雰囲気やすごしやすさ」を大切にし、女性が求める医療やサービスを提供していることです。
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〇産科について
産科では、妊婦さんが外来中もリラックスして過ごせるように、大きな待合室やマタニティヨガ、プレママクラス、ミュージックセラピー、無痛分娩クラスなどの教室を提供しています。また、最新の4Dエコーを使用して診療を行っており、4Dエコー画像の提供も行っています。その他、出生前診断、助産師外来なども行っております。また助産師、薬剤師、管理栄養士も在籍しており、相談体制を整えております。
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〇婦人科・婦人科(不妊治療)について
婦人科・婦人科(不妊治療)では、女性特有の悩みを抱える方や不妊治療の患者さんが気軽に受診できるように、産科と婦人科・婦人科(不妊治療)の出入り口や診察場所を分けています。
婦人科では、生理不順、子宮外妊娠、更年期障害、避妊、中絶、がん検診、ブライダルチェック、エイジングケア、プラセンタ療法など、女性特有の疾患について産婦人科専門医が診療を行っています。
不妊治療については、不妊治療の相談、一般の不妊治療(タイミング療法や人工授精)、高度不妊治療(体外受精や顕微授精に対応)と幅広く対応しており、不妊カウンセリングや無料説明会も行っています。女医が多く配置されており、内診が怖い、痛そう、恥ずかしいと感じる方でも気軽に受診できるようにしています。また、薬剤師、管理栄養士、胚培養士、不妊カウンセラーなども在籍しており、相談体制を整えております。
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入院では、陣痛から産後数時間まで同じ部屋で過ごせるLDRを設置しており、スタッフが出産に必要なサポートを提供します。個室にはシャワーやトイレが完備されており、無料のアロマテラピーも提供いたします。入院中の食事は管理栄養士や調理師が調理し、週に2回はフレンチシェフによるフランス料理も提供しています。
出産には、普通分娩や帝王切開、無痛分娩など、妊婦さんに合わせたバースプランに対応しています。出産後は、母子同室や新生児室での預かり、母乳指導や沐浴指導などのサポートを提供します。退院後には、2週間健診や1カ月健診、ベビーマッサージやマミー&ベビーヨガなどの教室もあります。
また小児科医が常勤しており、出産後や退院後の診療、新生児のワクチン接種なども行っております。
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全てのスタッフが女性に寄り添う病院を目指すべく、地域の皆様と共に寄り添い成長しつづける病院を目指して参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。



















