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クアトロ検査 ( 母体血清マーカー検査 )
クアトロ検査 ( 母体血清マーカー検査 )
クアトロ検査とは
クアトロ検査(クアトロテスト・母体血清マーカー検査 )とは、母体の血液中の4つのタンパクを調べて、ダウン症、18トリソミーの疑いが強いかどうかを確率であらわすものです。
35歳でダウン症の子どもさんを持つ確率である295分の1を基準に、ダウン症の確率が高いかどうかを計算する方法です。
この方法で確率が低いと診断されても、ダウン症でないということにはなりません。またダウン症である確率が高いと出たからといってダウン症かどうかは、羊水検査をしてみないとわかりません。
妊婦さんの年齢による背景リスクが基本となり、血清マーカーの情報を入れて計算するため、高齢になればなるほど35歳の確率より高くなる可能性があります。
また染色体異常はダウン症、18トリソミー以外にも異常の種類はたくさんあります。
羊水検査では染色体自体がはっきりするので他の異常も検出されますが、クアトロ検査ではダウン症、18トリソミー、神経管閉鎖不全症以外の他の染色体異常については検出ができない検査になります。
クアトロ検査の方法
クアトロ検査の方法は、妊婦さんから血液を採取し、血中の成分(AFP、HCG、uE3、Inhibin A)を計測します。これらの血中の成分は妊娠中の赤ちゃんまたは胎盤作られる成分で、赤ちゃんの成長が進むにつれて変動し、赤ちゃんが検査の対象疾病であることによっても変動します。
この血中成分の値に妊婦さんのステータスなどを加算して、赤ちゃんがそれぞれの疾病であるかどうかについて確率を計算します。妊婦さんの年齢等に確率を照らし合わせて確率を計算していますので、年齢が高い妊婦さんほど検査の診断結果の確率が上昇する傾向にあります。
クアトロ検査の費用
費用 | 27,500円(税込) |
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結果は2週間程で返ってきますので、この頃に身原病院の産科に受診していただき、検査結果のご報告をさせて頂きます。
リスク・副作用について
クアトロ検査は、採血を行うのみのため、母子の健康に与えるリスクは殆どありません。 採血を行うため、腕に注射をする際に多少の痛みは感じるかもしれませんが、体にとって大きな影響を与えることはありません。
また採血での副作用としては、針を刺されるという不安から迷走神経が刺激されて脈が遅くなり末梢血管の緊張が緩んで血圧が低下する方がおります。その他には、 血圧低下、徐脈、気分不良、吐き気、失神といった症状があり、不安や緊張、睡眠不足や空腹などが誘引となって起こることがあります。