食には「食べ合わせ」と言うものがあります。
食べ合わせが良いものは、栄養の吸収を促進し、消化が良くなります。
食べ合わせが悪いものはその逆。栄養の吸収を抑制し、消化不良を起こすこともあります。
今日はそんな「食べ合わせ」について少しお話したいと思います。
『貧血予防に』
妊娠中や授乳期は多くの鉄を必要とするため、貧血になってしまう方が多いです。
鉄分の多い食材とビタミンCを一緒にとることで鉄の吸収率が高まり効果的な食事になります。
牛肉や豚肉、小松菜やほうれん草など、手軽に使える鉄を多く含む食材にプラスして、
ブロッコリーやピーマン、キウイなどビタミンCを多く含む食材を合わせて食事するようにしましょう。
逆に、鉄の吸収を妨げてしまう紅茶やコーヒーなどの渋みのもと「タンニン」を多く含むものは
食事中や食事の前後は控えるようにしましょう。
せっかく体に入れた鉄がマイナスな食べ合わせで吸収できないのはもったいないですからね。
『疲労回復に』
今日はたくさん歩いて疲れたなぁ…と体が疲れてしまった時、エネルギー源となる糖質を
エネルギーに変換するビタミンB1が重要になります。
ビタミンB1は水溶性のため調理時の洗浄で流出しやすく、煮る・茹でるといった調理でも
煮汁や茹で汁に溶けだしてしまいます。
ですが、アリシンという成分と一緒になると調理過程で失われにくく、体に吸収されやすくなります。
ビタミンB1の多い豚肉、豆腐などの大豆製品と一緒に、玉ねぎやニンニク、ニラなどの
アリシンを多く含む食材と一緒に料理するのがいいですね。
少しの工夫で、毎日の食事に多くの栄養素を取り入れることができます。
1日3食バランスよく食べて元気に過ごしましょう!