みなさんは妊娠期に必要な栄養素をご存知ですか?
今回は妊娠期に必要な栄養素のうち、特に意識して摂取したい栄養素3つをご紹介します。
① 葉酸
妊娠期のなかでも特に妊娠初期には、胎児の脳や脊髄を作るために葉酸が必要になります。
妊娠してからではなく、妊活中のときから意識して摂取するようにしましょう。
また、葉酸は妊娠初期以降、授乳期まで必要な栄養素のため、積極的な摂取を継続できると良いですね!
葉酸は緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスなど)や、果物(いちご、アボカドなど)に多く含まれます。
食事のみでの摂取でまかなえない場合は、サプリメントからの摂取もひとつの手段として取り入れてみましょう!
② 鉄
鉄は体内の酸素を運ぶ赤血球の材料であり、不足すると身体のあらゆる組織や細胞に酸素が届かず、
めまいや倦怠感などの貧血症状が現れます。
妊娠前から鉄不足の女性が多いため、意識して摂取しましょう!
鉄は肉や魚、ほうれん草、小松菜などに多く含まれます。
③ n-3系脂肪酸(DHA、EPA、α-リノレン酸など)
n-3系脂肪酸は体内で生成することができない「必須脂肪酸」と言われ、食べ物からしか摂取することができません。
n-3系脂肪酸の中でもDHAは神経組織の重要な構成脂質です。
妊娠中は、胎児の神経組織をはじめとした器官生成のため、より多くのn-3系脂肪酸の摂取が必要とされます。
また、産後うつ症状の軽減の効果もあるため、母体にとっても必要な栄養素です!
n-3系脂肪酸はさばやいわしなどの青魚に多く含まれます。
以上、妊娠期に特に意識して摂取したい栄養素3つを紹介しました。
これらの栄養素は妊娠期の方はもちろん、そうでない方も不足しがちな栄養素でもあります。
普段からの食生活に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?