野菜には〝元気〟がぎゅっと詰まっています。彩り鮮やかな色がその証です。
そんな色のチカラを毎日の健康維持に役立ててみませんか。
白…大根やキャベツに含まれる辛み成分「イソチオシアネート」は免疫力をアップさせたり胃液の分泌を促したり肝臓の解毒作用を助けたりする働きがあります。イソチオシアネートをより効果的にとる方法は、大根ならおろしで、キャベツならざく切りより千切りの方がより多くとることができますよ。
橙…人参やかぼちゃに含まれる橙色の色素「βカロテン」は視力の維持や皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。体の中をさびつかせない抗酸化作用をもつすぐれた野菜です。
赤…トマトやスイカに含まれる赤の色素「リコピン」は血流を改善する働きが期待できます。暑い夏が旬の野菜は生のままだと体を冷やす働きがあるので、トマトは温めて食べると血流改善効果がより高まりますよ。
黄…とうもろこしに含まれる黄の色素「ルテイン」は紫外線対策に嬉しい成分です。目の健康維持には欠かせないものです。ブロッコリー、カボチャなどもルテインを含む食品です。
紫…なすやブルーベリーに含まれる紫の色素「アントシアニン」は眼精疲労を回復させ、視力を改善させる働きがあります。パソコンやスマホを長時間使う方に嬉しい成分です。
褐色…ごぼうの皮などに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」は強い抗酸化作用があり、エイジングケア効果があります。できるだけ皮を残して調理するといいですね。
緑…ほうれん草などに含まれる緑の色素は「クロロフィル」と呼ばれ、貧血の予防・改善など体を健やかに保つ働きがあります。妊婦さんに必須の栄養素〝葉酸〟もいっぱい！！
こんなにたくさんの野菜の色。そしてこんなに大きなチカラ。
お好みのドレッシングでまずは簡単にサラダで取り入れてみませんか。脇役になりがちな野菜にもっと興味や親しみが持てると思いますよ。