京都の産婦人科(無痛分娩)・不妊治療は身原病院

身原病院

無痛分娩

無痛分娩

当院産婦人科では、出産方法のひとつとして無痛分娩を行っています。
欧米では主流となっている出産方法ですが、日本ではまだそれほど主流となっていません。これは、みなさんの誤解があるからかな?と思います。
無痛分娩は、立派な出産方法の選択肢のひとつです。痛くないので感動がないのではないかと心配される方が多いですが、そんなことは全くありません。みなさん感動され、また次も早く産みたいと思えるようなそんな素敵な出産方法です。
妊婦様に無痛分娩のメリットやデメリット、無痛分娩の流れ等についてご紹介させて頂きます。 また更に詳しくお聞きしたい方は、無痛分娩の無料説明会も行っておりますので、ご希望の方は当院受診後にご相談くださいませ。

メリット

痛みによるストレスがないため、赤ちゃんも苦しくなりにくい。陣痛による体力の消耗が防げる。終始リラックスして分娩できるので、赤ちゃんが生まれてくる感覚もしっかりあり、感動もできる。(局所麻酔なので意識はハッキリしています)

デメリット

陣痛促進剤を使用する。麻酔による合併症(低血圧、出産後の頭痛、感染、神経障害など)のリスクがある。吸引分娩になる確率が高まる。
費用がかかる(かかった時間や薬の使用量によるが平均13〜15万円程度)

では、なぜ無痛分娩が素晴らしいのか…?簡単にご説明します。
無痛分娩で出産することの最大のメリットは、陣痛による体力消耗、痛み、不安をやわらげることです。
特に初産婦さんは、出産時間の平均が16時間、長い方で3日かかることもあります。その間陣痛に耐えるということは、かなりの体力を消耗し、同時に陣痛の痛みにより恐怖心やパニックに陥ることも多々あります。そんな状態になると、産道の筋肉が硬くなり赤ちゃんがなかなか産道を進んでこれないといったことになったり、呼吸もままならないため赤ちゃんに酸素がいかなくなり、赤ちゃんが苦しくなることも多いのです。無痛分娩にすることで、筋肉の緊張が解けてスムーズなお産になり難産を防げますし、お母さんがリラックスすることで赤ちゃんも苦しくなりにくいことが多いのです。 無痛分娩でのメリットはこれ以外にも沢山ありますが、普通のお産と同じようにいきめて、自然分娩よりずっと落ち着いて出産できるので赤ちゃんの生まれる瞬間もじっくりと味わえ感動ができるのです!

無痛分娩の流れ

身原病院 産婦人科の無痛分娩では、原則計画無痛分娩を行っております。妊娠週数、子宮口の状態などから、産婦人科の外来時に入院予定日を決定します。朝に入院していただき、子宮口の状態に応じて誘発剤を考慮します。子宮口が3cm強もしくは経産婦さんなどは痛みが出現した時点で硬膜外麻酔を導入する事が多いです。原則、常に胎児心拍のモニター・血圧測定装置をつけ、安全に留意しつつ行います。

 

AM 7:30

入院(初産の方は前日夜入院の場合もあり)
朝食以後は絶食
LDR入室、点滴ルート、血圧測定

AM 8:30

背中より硬膜外麻酔のチュービング開始(10分程度)

  1. 1.分娩台の上で横になり、背中を丸くします。
  2. 2.背中を消毒し、腰のあたりに局所麻酔をします。チクッとしますが、そこまで痛くありません。
  3. 3.そこから太めの針を刺し(押される感じがする程度です)、細いビニールの管(カテーテル)を挿入します。
  4. 4.カテーテルが入ったら針を抜きます。
  5. 5.カテーテルがきちんとした場所に入っていることを確認し、少量の麻酔薬を注入して、問題ないことを確認します。

陣痛促進剤の開始

AM 9:00

LDRベッドでリラックスして過ごしていただきます。(旦那さんと話したり本を読んだりすることもできます)
陣痛の具合をみて産婦人科医師が麻酔の薬を調節しますが、痛みがでればすぐに御自身でも痛みをコントロールできるようにしています。
お産になるまでだいたい1時間半ごとに、体位変換と導尿、内診を行います。

出産

早い方で陣痛開始から4時間程度でお産になります。(初産婦の方は翌日までかかることもあります。)
麻酔のおかげで骨盤の筋肉の緊張がとれスムーズにお産がすすむことが多いです。可能であれば出産直前にはいきんでもらいます。出産後の縫合中も痛みを感じません。出産終了すれば速やかに背中のチューブをとります。あとは普通分娩の方と同じです。食事もしていただけます。

特に無痛分娩をオススメする方

痛みによる不安がかなり強い方、血圧が高めの方(妊娠高血圧症候群の方など)、高齢初産婦の方、心疾患を持っておられる方など

 

もし無痛分娩に少しでも興味をお持ちの方は、産婦人科の医師まで相談してください。丁寧にご説明をさせていただきます。

当院では公益社団法人日本産婦人科医会で実施されている硬膜外麻酔下での分娩を安全に行うために(実習編)の講習において修了しております。

 

無痛分娩の説明会(無料)

当院産婦人科では、出産方法のひとつとして無痛分娩を行っています。
欧米では主流となっている出産方法ですが、日本ではまだそれほど主流となっていません。これは、みなさんの誤解があるからかな?と思います。
無痛分娩は、立派な出産方法の選択肢のひとつです。痛くないので感動がないのではないかと心配される方が多いですが、そんなことは全くありません。みなさん感動され、また次も早く産みたいと思えるようなそんな素敵な出産方法です。
この教室では、無痛分娩に興味がある方のために、無痛分娩の仕組みや実際の流れについて、当院助産師がわかりやすく解説いたします。

無痛分娩診療体制情報公開

当院では、無痛分娩における安全な診療を行うために設立された無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の無痛分娩診療体制情報公開事業に参加しております。また定期的に医療スタッフへの教育・研修を行っており、体制整備と質の向上に努めております。