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男性不妊症(だんせいふにんしょう)

『男性不妊症(だんせいふにんしょう)』とは、不妊の原因が男性側にある場合のことを指します。不妊症とは、妊娠を希望して1年以上、避妊をせずに夫婦生活を行っても妊娠に至らない場合を不妊症と定義します。WHOの不妊症原因調査では、男性のみ21%、男女とも24%、女性のみ41%、原因不明11%となっており、半数の約48%が男性にも原因がみれれております。

 男性不妊の原因は、『造精機能障害(ぞうせいきのうしょうがい)』、『精路通過障害(せいろつうかしょうがい)』、『精機能障害』、『加齢による影響』があります。

 造精機能障害(ぞうせいきのうしょうがい)は、なんらかの原因で精子の数が少ない、あるいは無い、精子の動きが悪い、精子の形状が変化しているなど精子が原因で不妊症になります。この造精機能障害の主な原因と言われているのが精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)です。精子は熱に弱いという特徴をもっていますが、精索静脈瘤は精子を温めてしまい不妊の原因になってしまうのです。

 精路通過障害(せいろつうかしょうがい)は、精子が睾丸(こうがん)で作られて、ペニスの先までに通る道に何かしらの異常があり通れないことで不妊症の原因となります。精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)などが原因になることがあります。

 精機能障害は、セックスで射精することがなきないことによる不妊症です。勃起不全や膣内射精障害(ちつないしゃせいしょうがい)などが挙げられます。糖尿病やストレスなど様々な原因で起こりうる可能性があります。

 加齢による影響は、男性も加齢により35歳を過ぎると精子の質の低下が起きると言われています。